★好きになるのに”条件”なんて要らない、って思うんだよね。

もくじ
彼氏のどこが好きなの?と聞かれて、答えられないことって、あるよね。
「何でアイツ(彼氏)を好きになったの?」
「アイツのどこが良いの?」
なんて質問、よくされるんですけど。
巷のみんなはどうこの質問に答えているんだろう、と私はずっと疑問に思ってきたんです。
なぜ私がそう思うかというと、端的に言って、答えられないから。じゃあ恋人に良い所はないのか?と聞かれれば、答えはNO。
勿論良いところや好きなところは沢山あるし、その分嫌いなところもいっぱいある。だけど、極端に言うと、その嫌いな部分と好きな部分が例え逆になっても、好き。
好きな部分がなくても、好き。そんな気がする。私が上手く冒頭の質問に答えられないのは、多分、
「不器用なところが好き」とか言ったら、他の不器用などこかの誰かでも代替可、に聞こえるからなのかもしれない。
でも、上述したように、例え彼が器用だったとしても、好きになったんじゃないかな、って。
てかそもそも別に不器用だから好きになった訳ではないし。とか余計なことを考えたり。
なんだか、好きな理由って、後付けな気がするんですよね。
好きになって、より深く知っていった結果、そんな良いところも見つけた、みたいな。
私だけですかね?
「好き」って感情は「顔面フィードバック仮説」と同じ?
私の好きな色は赤なんですけど、じゃあなぜ赤が好きなのかと問われると、恋人と同様全然答えられない。
別に出そうとすれば適当なことは言えるんだけど!
情熱の色だし、テンション上がるし、可愛いし。みたいな。でもやはり、そうだから好きになったってより、好きになった結果、そういう良いところが見えた、って感覚なんですよね。
とまあ、このように理由は後付だと思っていて、でも、なんなら、好きって感情も後付けなんじゃないかって思うんですよね。
この気持ちを上手く表現してくれたのがホリエモンで。
堀江貴文さんが著書、「ゼロ」で人がモノを好きになるプロセスを簡潔に表現していました。
人は何かに没頭することができたとき、その対象を好きになることができる。
これを読んだ時、まさしくこれだ!って思いました。笑
本の中で彼は仕事に例えていて、「営業に没頭するから、仕事が好きになる」のであって、決して「仕事が好きだから、営業に没頭する」のではない、と言っていました。
これが恋愛の場合、「この人のことをもっと知りたいな」と思い立ったりして、その人のことを沢山考えたりしているうちに、それがいつしか「好き」へと変わっていくのではないかな、って。
ほら、あの言葉あるじゃん?
私たちは、幸せだから、笑うのではない。笑うから幸せなのだ。ってやつ。
これは心理学で言う”顔面フィードバック仮説”のことです。
「笑顔」でいると、脳が「幸せ」と錯覚して、実際に幸せだと信じ込むようになる、と。
きっと、「好き」って感情もこの原理イケる気がするんですよね。(でも恐らくきっと、好きになるプロセスは、何パターンかあるとは思うけど)
人が何かを好きになるキッカケ、とは
では、人は何をキッカケに何か(人や物)を好きになるんだろう?
後付けだとしたとしても、その人のことを考えることが多くなるキッカケは何かしらあるじゃん?
私の恋愛事情で考えてみようと思う。
私の場合、彼の第一印象は「大人しい人」だった。でも、生い立ちなど興味ありげに聞いてくれて、嬉しいな、と思ったのを覚えてます。(今思い返せば、私が特別な訳ではなくて、誰の生い立ちにも興味ありげに聞く人なんだけど)
兎にも角にも、好印象を持ったら、もっと話してみたいって思うわけで。(知り合い⇨友達へのステップ)
次に、ふと「俺って排他的なんだよね」とか、他人にあんまり期待しない彼の姿勢や考え方を見たりして。
なんだか、”もっとこの人の考え方を知りたいな”、と思うようになりました。
そんで、その人のことを考えることが多くなっていってるうちに、「あ、これ、好きだ。」って気付いたんですよね。
まあ違うようにもいくらでも考えられるんですけど、私はこれが一番しっくりきてるんです。
なんだか面白くないですか?
もっと色んなこと考えたりしますよ。違う対象に対する”好き”の感情の起こり方、とか、アイデンティティのための恋愛、とか。
そこも書いてると大分長くなってしまうので、またの機会にしたいと思います。
〜この記事で紹介した本〜
①ホリエモン「ゼロー何もない自分に小さなイチを足していくー」
:仕事のノウハウやテクニックを学ぶよりも前に読んだ方が良い本の1冊。物事の考え方や捉え方を、わかりやすく、かつ人間らしく、それでもなお理論的に説明してくれています。
②世界一受けたい授業に出演した渋谷昌三先生著の「今日から使える心理学」
:これは途中の”顔面フィードバック仮説”など、様々な心理学の仮説やルールなどを日常の場面でも使えるようにわかりやすく解説してくれている本。学校で心理学を学んでいますが、この本を読む方が何倍もわかりやすい。笑